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重箱式巣箱について理解できましたらさっそく設計図を書き、材料をそろえて巣箱作りを始めてみましょう。

材料:基本的に家にあった材木 長さFree×幅60mm×厚さ15mmを使用
各重箱:板厚=15mm 高さ=120mm(2段で一組としている) 
      幅 =外側約280mm 内側250mm
中蓋:板厚=6〜7mm スリットの幅7〜10mm
上蓋:高さ=75mm
    幅=320mm(内側寸法を重箱の外側寸法よ10mmほど大き目にしてある)
基台:高さ150mm(巣門を開閉式にしてあるため)
巣門:高さ約7mm 幅約100mm
底板:板厚10mmほど

◆材料を準備する
上蓋
中蓋
重箱
基台
底板
各重箱の寸法は全て同じにしないと隙間無くきれいに重なりませんので注意しましょう!
日本ミツバチの巣箱の規格は決まっていないので寸法は自由なのですが、私が参考にしている本によると1つの重箱の容積が9L以下(=採蜜量が9L以下)になるようにするといいようです。
といいますのは、私もそうですが一般的に日本ミツバチの採蜜期は秋の一回だけなので、それ以上にすると2段目以降(残りの重箱)に残る蜜量が少なすぎると、越冬期の餌が不足して蜂達に悪影響を及ぼしてしまうようなのです。(逃亡や全滅)
なので重箱の容積が9L以下になるように寸法取りします。
◆設計図を書く
身近な木切れ等を利用するのもいいですが、規格化して量産するならいつでも手に入る市販品を購入した方がいいでしょう。
私はホームセンターの長さ1800mm×幅150mm×厚さ12mmの杉板荒材を使用しています。
12枚束セットで約2000円ほどです。
(板幅により枚数や値段が異なってきます)
◆作る(ポイント)
木材の切断はノコギリを使いますが、なるべく隙間を小さくするためにはまっすぐに切らなければいけません。
電動丸鋸でもいいですが、私は電動スライド丸鋸を使用しています。
早くてまっすぐ切れます(ホームセンターで一番安価でした 約15,000円)
鋸の刃の幅を寸法に含んでおかないと切断後に各板の幅が違ってきます。
組み立て時に直角を出すために万力を使用するといいです。
組立ては釘の打付けでもいいですが、ネジ釘を電動ドライバーで締めた方が、失敗した時や改良したい時にバラシやすいのでいいと思います。
予めドリルで穴あけをしておくと、ネジ釘を締めた時に木が割れないのでいいです。
完成後は耐久性を増すために、バーナーで表面を炙り焦がすといいでしょう。
材木の匂いが抑えるために、しばらく風雨にさらしておくといいと思います。
(私は1ヶ月間ほど)
★私が今期作製した巣箱(参考)★

注)上蓋や底板など木が重なる部分の寸法は、若干余裕をとっておかないと、木が湿った時に蓋が閉まらなったり底板が収まらなくなる恐れがあります
材料:ホームセンター購入 長さ1800mm×幅150mm×厚さ12mmの杉板荒材
各重箱:板厚=24mm (板厚12mmを2枚重ねて使用) 高さ=150mm 
      幅 =外側約270mm 内側245mm
中蓋:板厚=6〜7mm スリットの幅7〜10mm
上蓋:高さ=40mm 幅=270mm
基台:高さ50mm
巣門:高さ約7mm 幅約100mm
底板:板厚10mmほど
重箱容積=約7.5L
重箱容積=約9L
材料:叔父作製の旧箱(厚さ12mm)を杉板の端材を使用しリフォーム
各重箱:板厚=24mm (板厚12mmのを上に重ねて使用) 高さ=115mm 
      幅 =外側約270mm×330mm 内側245×305mm
中蓋:板厚=10mm スリットの幅10mm×2箇所
上蓋:高さ=40mm 幅=310×370mm
基台:高さ180mm
巣門:高さ約7mm 幅約70mm
底板:引き出し式
重箱容積=約8.6L
☆オプション☆
地面から登ってくるアリなどの巣内進入防止策として、基台にボルト等を取り付け、ボルトの最上部にグリスを塗っておくのもいいでしょう。

<屋根の作製>
<ボルトの取付>
雨よけのための屋根の代用としては板等なんでもいいのですが、トタンで屋根を作ってやるのも格好が良くいいのではないでしょうか。

  様々な工夫を凝らすのも巣箱作りの楽しみの1つです