四日市教会の歴史

草創期
 四日市教会は1890年(明治23年)アメリカのカンバーランド長老派ミッションのヘール宣教師兄弟によって誕生しました。当初日本基督教会としてスタートしましたが、その後1942年(昭和17年)に日本のプロテスタント教会の諸派が合同して設立された日本基督教団の教会として歩み、現在に至るまで約130年間の歴史があります。この間1945年(昭和20年)6月に四日市市は空襲によって焦土と化し、教会も消失しました。また復興後も1959年(昭和34年)の伊勢湾台風によって礼拝堂は大きな被害を受けましたが、多くの困難を乗り越え、長老派の教会として四日市の地でキリストの福音を宣べ続けています。
 A.D. へールは、1844年 アメリカイリノイ州マコムに8人兄弟の第一子として生まれた。祖父からのクリスチャンホームに育ち、マギー大学在学中、南北戦争に参加。退役後、ハノーバー大学でギリシャ語を学ぶ。さらにペンシルバニア州のウィンズバーグ大学に入学して、マスター オブ アーツの学位を授与された。オハイオ州のオベリン大学で神学を修得、クリーブランドの医科大学で医学を修得。1868年レイチェル夫人と結婚。1878年カンバーランド・プレスビテリアン・ミッション派遣の宣教師として来日。
 J.B.へールは、1846年生まれ。A.D. へールの兄弟で8人兄弟の第二子。ウェンズバーグ大学を卒業。続いてピッツバーグのウエスタン神学校に入学して神学博士を授与された。兄A.D. へールと同じクリーブランドの医科大学に入学、医学を修後、カンバーランド・プレスビテリアン・ミッション派遣の宣教師として、1877年来日。 1888年兄弟夫妻は初めて四日市を訪れた。来四当初、二夫妻は共同伝道を始めたのである。*四日市教会百年史 井柳牧師編集から引用
その後の四日市教会
好川二一牧師(1907~1925 明治40年~大正14年)
 
1912年(大正元年) 四日市教会日曜学校生徒
 
1927 昭和2年頃 北川直一牧師と教会員
 
1950 昭和25年10月15日  四日市教会献堂式 征矢野豊牧師
 
1953 昭和28年 第一種設立式  河井希充牧師
 
1970 昭和45年 教会創立80周年記念 柿沼敬一牧師
 
1982年 昭和57年 牧師館完成 井柳福次郎牧師
 
1985年 昭和60年 教会創立95周年記念 井柳福次郎牧師
 
1990年 平成2年教会創立100周年記念 井柳福次郎牧師 下のタペストリーは、A.D.ヘール宣教師のお孫さんから、四日市教会創立100周年を記念して贈られたもの。ルカによる福音書12章32節「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」この聖書の言葉を四日市教会は大切にしています。
 
 
2010年 平成22年 教会創立120周年記念 三野慶仁牧師
 
2016年 平成28年9月25日 礼拝堂改築完成式