牧師紹介

牧師プロフィール

代表写真

三野慶仁(さんのよしひと)
1961年高知県高知市生まれ。四児の父。A型。てんびん座。ひらめき型。趣味はバイクと写真。
小学生の時、伯母から教会へ誘われたのがキリスト教との出会い。洗礼を受けたのは中学3年生の秋。十字架上のキリストの言葉「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです(ルカ23章34節)」に衝撃を受け、この方に自分をお委ねしようと思った。更に、学生時代に体調を崩したことが契機となり、牧師になることを決意。自分のために生きるのをやめようと大胆なことを真剣に考えてしまった。親から勘当同然で1985年より神学校に学び、1990年卒業。牧師の傍ら、教会以外の多くのボランティア等にも関わらせていただいた。岡山ベーチェット病友の会事務局、障害者自立の店青い鳥、岡山大学YMCA聖書研究会、FEBC(キリスト教放送局)で一年間番組を担当、精神障害者小規模作業所施設長兼指導員、松山東雲女子高・女子大での聖書科非常勤講師、愛媛いのちの電話事務局長、幼稚園バス運転手、小豆島町立図書館で絵本の読み聞かせ等々。教会という垣根を越えて多くの方々と関わり学ばせて頂きたかったのかもしれない。実際、キリストは「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる(ヨハネ10章16節)」と垣根の存在を否定している。岡山、松山、小豆島を経て、2010年4月より四日市教会に着任。小学校PTA会長、補導委員会会長、自治会長なども歴任。また、公的機関での活動も現在行っている。
好きな言葉は「悔い改め」「あしたのために」「共に生きる」「楽しい生活」。
嫌いな言葉は「後悔」「あなたのため」「自分のため」「やればできる」。


あなたも私も愛されている

 人の言う正しさとは、かなり相対的なものです。反目し、いがみ合っている場合、お互いに自分の正しさを主張する根拠を持っているからですが、それはどこまでも平行線で、決して交わらない事が多いように思えます。親子の場合を例にとっても、親は親なりの経験や立場から子供を叱る明確な理由を持っているから子を叱るのに対し、子供は子供なりに親の意見に従いたくない理由を自分なりに持っているから従いたくないのです。結局、どちらも自分の考えが正しいと信じているから反目します。これは親、兄弟、友人、赤の他人、国家間でも言える事で、養老孟司氏の言う“バカの壁”のようなものです。しかし、こんな“勝つか負けるか”しか存在しないような“正しさ”は本当に正しいのかなと思います。宗教的な争いに到ってはつくづく、そう思わされます。神様が正しさの根拠だから余計に始末が悪いと思います。きっと自分の後ろ(後ろ盾)に神様が居ると考えて対立するのでしょうが、神様は自分のためにだけに存在されるお方ではありませんし、自分の都合の良いように神様を働かせられるものではありません。それでは神様は人間より格下で、人間の道具に成り下がってしまいます。神様は全ての人と共におられます。全ての人のためにおられます。つまり、自分の後ろではなく、自分と相手の間に神様はおられると思うのです。自分の考えている正しさは本当に正しいのかと相対化して吟味できるようになれば少しずつ人間関係は暖かくなるように思います。

 ミルトスの花(教会玄関脇)

 四日市教会の玄関脇で、6月頃白い花を咲かせています。ミルトスは、ヘブライ語でハダス、和名は銀梅花、ハーブ名ではマートルと呼ばれます。地中海沿岸が原産の常緑低木で、ユダヤの伝説によると、アダムが楽園を追われる際、神様から持ち出すことを許された穀物が小麦、果物はナツメヤシ、ハーブはミルトスだったとされています。聖書にもその名は登場します。ネヘミヤ記8章14~15節、イザヤ書41章19節、イザヤ書55章13節、ゼカリヤ書1章10~11節です。また、エステル2章7節によると、エステルの別名はハダサで、これはミルトスの意味です。ミルトスは切られた後も生命力が強くて枯れにくいので、干ばつにも耐える強木として、不死の象徴となり、成功、繁栄の象徴にもなりました。ユダヤ教の伝統で、臨終の床に備えたり、結婚式で花嫁が天蓋の下でブーケとして手にし、またウエディン グ・リ-スに編み込んだりしてきました。また、ユダヤ教の仮庵の祭で用いられる4つの植物(ナツメヤシの葉、アラバ[かわやなぎの枝]、エトログ[シトロン]、 ミルトス)の一つでもあります。BC538年、ペルシャ王キュロスに解放され、エルサレムに神殿再建を命じられたユダヤ人は、ソロモンの栄華を再興する希望に燃えて帰国しましたが17年間工事は中止。BC520年のある夜、預言者ゼカリヤは、谷底ミルトス林の中に立っていた主の御使いに会い、神殿再興を決意します。ミルトスは聖書で喜びと平和の象徴とされています。芳香を含む葉の元に、夏には甘い香りを漂わせた白小花がたくさん開花し、ギリスやドイツでは花嫁の花飾りに使われます。葉や実は香水、香油、粉状の香り袋、茶などに利用されますし、葉はハーブとして肉料理の臭み消しに利用されたり、酒に浸けて香りを移したものを祝い酒として利用されます。古代エジプトでは繫栄の象徴とされていましたし、ヨーロッパでは愛の女神に捧げる花として、結婚式の飾り花やブーケに利用されているように、縁起物的な意味合いで利用されるので「イワイノキ(祝いの木)」の別名があるのかもしれません。ミルトスに派手さはありませんが、楚々として嫌みがなく、主張はしても出過ぎない、そんな愛おしい花のように思います。四日市教会でも大切に育てていきたいと思います。